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肩こりを解消するには肩甲骨を柔らかくすること

肩こりを解消するには肩甲骨を柔らかくすること

「いつも両肩に何かがずしんと乗っているような肩の重さ感じる」、「肩を押されても痛みを感じないくらい硬くなっている」、などなど、日本人の典型的なお悩みである『肩こり』。

パソコンやスマホ、タブレットを操作する為に前傾姿勢や猫背姿勢を続けていると、最も影響を受けるのが肩甲骨です。肩甲骨が硬くなり肩が自由に動かなくなると、重い重い肩こりになってしまうのです。

今回は肩こり解消のカギとなる、肩甲骨の重要性をご紹介したいと思います。

肩甲骨とは

肩甲骨は背中側にあり、逆三角形で左右一対になっている平らな骨です。天使の羽という言われ方をしている体のパーツです。

肩甲骨を体の幹につなげているのは鎖骨のみです。しかし、肩甲骨は、腕の骨、鎖骨、肋骨と複数の関節を作っていて、腕を自由にかつ複雑に動かすことを可能にしている大事な骨なのです。

肩甲骨はどんな動きをするのか

肩甲骨は他の骨より自由に動かすことができます。動かせる方向は大きく分けて6つあります。

1.上に向かう挙上

肩をすくめるときに肩甲骨は挙上します。

2.下に向かう下制

肩をすくめたところから力を抜くと肩甲骨は下制します。

3.内へ寄る内転

胸を開く動作をすると肩甲骨が背骨に寄る動きです。

4.外へ離れる外転

胸を閉じる動作をすると肩甲骨が背骨から離れる動きをします。

5.下の角が上に回る上方回旋

腕を横から頭上に挙げるときに肩甲骨は上方回旋します。

6.外の角が下に回る下方回旋

頭上に挙げた腕を横から下ろす時に肩甲骨は下方回旋します。

この6つの動きを組み合わせて、腕を自由自在に動かすことができます。

肩甲骨の特徴

一般的な関節は、骨と骨が軟骨を挟んで接しています。しかし、肩甲骨だけは他の関節とは違い、骨と骨の間に軟骨を挟まず構成されています。

肩甲骨の内側の筋肉と肋骨の筋肉が接して関節を構成しています。関節の構造に軟骨がないのは肩甲骨だけです。

このように他の関節とは違う構造をしているおかげで、肩甲骨は動きの制限が少なく大きく自由に動かせます。

肩周りの大きな筋肉である僧帽筋や、肩甲下筋、小円筋、などといった小さな筋肉で、安定性や可動性を保っています。

肩こりを解消する為に

肩こりが起きるメカニズム

肩こりの多くは、姿勢が悪くなり、筋肉が緊張して起こることが多いです。

前傾姿勢や猫背などの悪い姿勢を続けていると、肩甲骨を支えている大きな筋肉も、小さな筋肉も、緊張度が増してガチガチに硬くなります。

肩甲骨は、筋肉によって安定性や可動性を保っているので、筋肉が固くなることで自由に腕を動かす機能が損なわれてきます。すると、肩を動かすことが億劫になり、さらに肩甲骨の動きを悪くします。

動かさないでいると余計に筋肉が硬くなり、血液の循環が悪くなり筋肉に溜まった老廃物を回収できなくなりますし、栄養を運ぶこともでなくなります。その結果、慢性的な肩こりを発生させてしまいます。

肩こりは肩甲骨を動かして解消する

肩こりを解消するには、様々なアプローチの方法があります。姿勢を改善することや、首の筋肉を柔らかくすること、肩甲骨の動きを改善することなどになります。

最も手軽で効率よく肩こりを解消する方法としておすすめしたいのが、肩甲骨を大きく動かすことです。

肩甲骨を大きく動かすことで周囲の大きい筋肉も、小さい筋肉も、動かすことができるので効率良く凝りをほぐすことができます。

肩の周囲には大小様々な筋肉があり、何層にも重なっています。これを自分でもみほぐすには時間がかかりますし、知識がなければできないです。肩甲骨を大きく動かすだけであれば、何の知識がなくても効率良くほぐすことができるのです。

肩こり解消体操

実際に肩こりを解消するには、肩甲骨をどう動かしたらいいのか紹介します。

【やり方】

1.両手を頭上に挙げて手のひらを体の外側に向けます。

2.肘を曲げて少し背中側に引くようなイメージで腕を下ろします。その時に肩甲骨が背骨に寄るように意識して下さい。

これを10回程繰り返してみて下さい。

少し痛みを感じるかも知れませんが、少しずつ肩こりがとれて楽になってきます。

まとめ

肩甲骨の仕組みと、肩こりの関連性を説明しましたがご理解いただけたでしょうか。

腕を大きく動かさないと、肩甲骨が硬くなっていることを気づくことがないと思います。気づかないうちに肩こりになるのはこのせいです。肩こりを感じていなくても、肩甲骨が硬くなっている可能性もあります。

特に、デスクワークをする人は、毎日どこかのタイミングで、肩甲骨の体操をすると肩こりになるのを未然に防げます。肩こりになりたくない!。肩こりを解消したい!。という人は肩甲骨を積極的に動かしましょう。

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