もしかしたらその症状『猫背が原因』かも
「体をスッキリさせたい」
あなたは原因がわからない体調不良で悩まされていませんか?
「毎日からだがだるい」、「頭痛持ちだ」、「首肩が重い」、「腰が痛い」などの悩める体の不調を改善したいと思っていませんか?
もしかすると、「病院に行っても原因がはっきりしないからどうしたらいいのか…」とい方も多いのではないでしょうか?
そう、体に不調があっても原因がはっきりわからないこともあるんです!
体に不調があるから病院にいって様々な検査をうけてみるけど「原因がわからなかった...」、いちおう症状を緩和させる薬を飲んでみたけど「今までとそんなに変わった感じがしない……」という状態に陥って悩んでいる方は多いです。
「レントゲンを撮って診てもらったけど骨に異常はないと言われた…でも肩が痛いんだよな…」
「ヘルニアかと思ってMRIを撮って診てもらったけど椎間板に異常はなかった…でも腰がすごく辛い…」
「頭痛がひどくて脳を見てもらったけで異常はなかった……でも毎日頭痛があるのに…」
というように病院で診てもらっても、これといって体の不調に関連する原因が見つからず効果的な治療ができていないということもあるものです。
そこで、体の不調の原因の1つとして考えてほしいのが姿勢です。なかでも『猫背』が原因になっている可能性があります。
ここでは猫背がなぜ体の不調の原因になるのか紹介していきたいと思います。
猫背が体の不調の原因に
というわけで、こんにちは!
金沢市にある整体院「カイロプラクティックFix」の土田です。
先ほども言いましたが、体の不調が改善されなくて悩んでいるなら『猫背』になっていないか確認してもらいたいです。
なぜ、猫背が体の不調の原因になるのか?というと以下の3つの理由があるからです。
1.背骨は体の機能を調整する神経の通り道だから。
背骨がゆがみ、神経を圧迫するようなことがあると働きが妨げられ様々な不調が起きる可能性がありま
2.姿勢の歪みは体全体に影響するから
姿勢は全身でバランスをとって倒れないように制御されています。どこかが歪む(ずれる、まがる)と他の部位を更に歪めてバランスをとります。
3.猫背になると呼吸が浅くなるから
疲労が回復が遅くなる、様々な臓器の働きが悪くなるということが起こります。
このような事が原因となり様々な症状が起きる可能性があるんです。
では、実際どのような症状が起きるのか紹介していきます。
猫背が原因となっている可能性がある6つの症状
①. 原因がはっきりとしない偏頭痛・緊張性頭痛
もし、脳に問題がないのであれば猫背のせいで「筋緊張性頭痛」になっている可能性があります。
緊張性頭痛は、首・肩の筋肉が凝り固まっていることで周囲の神経が刺激されて起こると言われています。
猫背の姿勢は、背骨のS字カーブが崩れて背中が丸まり頭が前にでてしまいます。人間の頭の重さは約5㎏程あるのですが、良い姿勢の時は首肩に殆ど負担がかかりません。しかし、頭が前に出ることで首肩には2倍以上の負担がかかるようになります。
このように、猫背が原因で首肩の筋肉が凝り固まり、慢性的な「緊張性頭痛」を感じているかもしれません。
②. 慢性的な腰痛
腰痛と猫背。腰と背中。近い部位だが関係ないのでは?と思っているかもしれませんが、猫背は慢性的な腰痛の原因にもなります。
姿勢は全身でバランスをとっているので、猫背になると、骨盤が後継もしくは前傾します。
骨盤が後継した場合には、腰椎(腰の骨)の前カーブがなくなり、背骨全体(腰から首にかけて)が猫背になてしまいます。体の裏側全体(ふくらはぎから首)の筋肉の緊張が強くなり慢性的な腰痛になります。
骨盤が前傾した場合には、腰椎(腰の骨)の前カーブがきつくなりすぎて、反腰と猫背がセットになり背骨のS字カーブを縦につぶしたような状態になります。椎間板(軟骨)かかる負担が増えるので腰椎椎間板ヘルニアになるリスクが高くなります。
③. 慢性的な肩こり
猫背と肩こりはセットのようなものです。
猫背になっていると何もしていなくて肩こりを感じます。
それはなぜか?
背中が丸くなり体が前方に曲がると、顔や肩が本来の位置より前に出てしまいます。そうなると、重い頭や腕を支えている首や肩の筋肉はいつもより力を発揮して支えなくてはいけなくなります。
その状態が長く続けば筋肉に疲労が蓄積し筋肉が凝り固まり血流が悪くなって肩こりとして症状が現れます。
このような仕組みで何もしなくても肩こりを悪化させてしまうのです。
④.背中の痛み
人の背骨は通常緩やかなS字カーブを描いています。この状態が最も体にかかる負担が少ない理想的な骨格の状態だと言われています。
猫背になってしまうと、緩やかなS字カーブが崩れて背中の後ろカーブがきつくなってしまいます。このような状態になると、それ以上背骨が曲がらないように姿勢を維持する筋肉が一生懸命働くようになります。
何もしていない状態でも、理想の姿勢のときより筋肉は緊張しているので疲労が溜まりやすいです。このような状態がつづけば、背中の筋肉が凝り固まって痛みを感じるようになってしまいます。
⑤.内臓の不調
正常な姿勢の時には内蔵が圧迫されることはないのですが、猫背になると胸郭を狭めてしまい内蔵を圧迫するということもあります。
猫背になると胸郭が狭まり肺が膨らみにくくなります。すると、意識はないかもしれませんが呼吸が浅くなり、すぐに息切れや疲れやすいなどを感じるという状態になります。
また、胃や食道の機能が低下することもあり、胃もたれを良く感じたり、逆流性食道炎になったというのも猫背が原因の場合があります。
⑥. 自律神経の乱れ
猫背は首・肩こりの原因となりを血行不良を招きます。
首の血行不良によって、自律神経のバランスを制御している脳の下垂体への血流量が減少してしまうことがあります。
脳の下垂体は血行不良になると正常な働きができなくなります。その結果、ホルモン分泌の調整が正常にされなくなり自律神経のバランスが乱れてしまいます。
自律神経の乱れは、体の怠さ、不眠症、めまい、便秘などの様々な体の不調の原因となります。
病院での検査で原因が特定できないのに、体の不調がある場合は猫背による自律神経の乱れが原因かもしれません。
このように猫背は様々な症状の原因になっている可能性があります。
でも、「私猫背になるようなことしてないけど……」と思っている方は多いのではないでしょうか?
普段から姿勢に気をつけている方もいらっしゃると思いますし、どんなことが猫背の原因になるのかわからないですよね。
そこで、ここからは猫背を悪化させてしまう生活習慣を紹介したいと思います。もし、「私よくこれしてる」ということあれば、あなたの今の症状は猫背が原因である可能性が高いです。
まずは、悪い習慣を正すことをしてみましょう。症状が楽になる場合もあります。
猫背を悪化させないために気を付けてほしい4つの習慣
①. 長時間のデスクワーク
朝いちばんにパソコンに向かって座った時は、背筋を伸ばした良い姿勢になっていると思います。
しかし、いい姿勢はなかなか長く続かないものです。早い人なら30分もすれば、背中を丸めて顔がパソコンの画面に近づいていってるのではないでしょうか。
集中しているとどうしても前のめりになってしまうことはありますよね。
まったく姿勢を崩さず同じ状態を保つのは筋肉の動きを固定しているのと同じです。たとえ良い姿勢でも同じ筋肉の緊張が30分も続けば疲労が溜まり凝り固まってきます。
姿勢が悪い状態であれば、負担が大きくかかる首肩の筋肉は余計に凝り固まってしまいます。
まずは、よい姿勢を保つことが大切ですし、適度に体を動かすということも猫背や凝りを防ぐ対策になります。
30~60分に一度は体を動かすようにしましょう。
②. 椅子に浅く座りのけぞっている
椅子に浅く座る人は疲れてくると、仰け反るように背もたれにもたれかかるのではないか思います。
「この姿勢が楽だ」と感じる方もいるかもしれませんが、実は、自分の背骨を歪めて疲れを増やす座り方です。
椅子に仰け反るように座ると、骨盤が後傾して背骨が大きく後湾(後ろカーブ)します。これを続けているとで猫背になってしまいます。
この座り方が習慣化してしまうと、姿勢を維持する筋肉をほとんど使わないので筋肉が弱り姿勢を改善するのに苦労します。
「椅子に浅く座って背筋を伸ばして座りましょう」と言われきた方もいるかもしれませんが、疲れたてくると仰け反って座ってしまうのでおすすめできません。
背もたれがある椅子であれば、初めから深く座りしっかりと背中を背もたれにつけて座りましょう。このほうが、疲れにくく猫背になるのを防ぐことができます。
③. スマホやタブレットを使いすぎ
スマホやタブレットを使う時は、多くの方が下を向いた状態になると思います。短い時間しか使わないのであれば猫背になるのではと気にする必要はないです。
しかし、動画やゲーム、ネットサーフィンなどは、短時間で終わることが少なく猫背になる可能性があります。
下を向き頭を下げた状態で20~30分スマホを操作していれば、首や背中の筋肉が固まってしまって背中を伸ばすのが辛くなってしまいます。この繰り繰り返しが慢性的な猫背姿勢になります。
スマホを使うときは、頭が下がらない位置に持ち上げて使うことで猫背を防ぐことができます。
④. 枕の高さが高い
平均的な睡眠時間は7時間ほどです。日常生活の約1/3が睡眠時間ということになります。
これだけ長い時間過ごすので、睡眠時の姿勢・環境も猫背の原因になる可能性があります。
特に気を付けてほしいのが枕の高さです。
枕の高さが適正な高さよりも高くなっていると、顎を引いた状態になり頸椎(首の骨)のカーブが失われてしまいます。つまり、うつむき姿勢でスマホをいじっている姿勢と同じような姿勢になってしまいます。
毎日7時間もの間、このような状態を続けていれば首猫背になることを想像できるのではないでしょうか。
首猫背を防ぐ枕を選ぶ際は、首のカーブがつぶれない高さで顎を引いた状態にならない物を選びましょう。
適切な枕を使えていれば、「寝ている間に猫背になる」ということは防げます。
まとめ
いかがでしたか?
あなたが悩んでいた体の症状は猫背が原因ではなかったですか?
もし、「私の症状は猫背ではなさそう……」という場合でも諦めないでください。
きっと何かの原因があるはずです!
こちらでも様々な症例や改善方法を紹介していこうと思いますので、あきらめずに健康的な体を取り戻しましょう!