目の奥の痛みと頭痛の関係
目の奥に痛みを感じることが多いという方は、頭痛が原因かもしれません。
デスクワークでパソコンを長時間使用していたり、スマホの長時間の使用などにより、眼精疲労やドライアイも考えられますが、頭痛が原因となっていることの方が多いです。
眼精疲労やドライアイの改善を行っていても目の奥の痛みが良くならない方は頭痛を疑ってみて下さい。
頭痛の中でも「片頭痛」と「群発性頭痛」が目の奥の痛みとなって現れることが多いです。
今回は、この2つの頭痛と目の奥の痛みの関係を紹介します。
群発性頭痛
群発性頭痛のメカニズムは、現在でも詳しく分かっていません。他の頭痛と同じように脳の血管が拡張することで痛みを感じると言われています。
群発性頭痛の特徴としては、女性の方よりも圧倒的に男性の方が多くなっています。しかし、この理由もはっきりとは解明されていません。
症状
・頭痛が起きる時間が決まっている。
・一度頭痛が起きると日常生活ができない程辛い痛みを感じる。
・痛みは1~2ヶ月程続き、一度治まるがその後数ヶ月で再発する。
1~2ヶ月痛みが続きやっと痛みが治まったとおもって安心していると、再び辛い頭痛がやってくるので厄介な頭痛です。
頭痛を軽減させるには?
原因がはっきりと解明されていないため、完璧に群発性頭痛を感じなくさせる方法はありません。
有効とされているのが、薬と純酸素吸入法です。
薬は、一般的に知られれている頭痛薬を飲むという方法です。
純酸素吸入法は、重度の群発性頭痛の方に適用されることが多いです。
純酸素をといこむことで症状を和らげる方法です。比較的効果が高いと言われています。痛みが出た直後に酸素を取り込まくてはいけないため、酸素ボンベを常に携帯する必要がありますし、自由診療のため費用も高くなっています。
片頭痛
片頭痛は脳の血管が拡張して血流が増えることで起きます。
脳から顔や首に伸びる三叉神経が何らかの原因によって刺激されると、三叉神経からの命令で脳の血管が拡張されます。その結果、頭痛や顔の痛みとして現れます。
症状
・こめかみの周辺から目の奥にかけて脈をうつように痛みがでる。
・片側だけに痛みが出るわけでなく両側の頭に痛みが出ることもある。
・頭痛薬は一時的に効果があるが完全に痛みが消えることは少ない。
吐き気やめまいも伴うことがあり、光や音に敏感になり、強い光や音で頭痛が悪化します。疲労やストレスが原因となることが多い頭痛です。
片頭痛を改善するには?
一般的な改善方法は頭痛薬を飲むことになります。
ドラックストアで入手できるような市販薬では改善されることは少ないです。専門の医療機関で原因に合わせた薬を処方してもらうことで改善されることが多いです。
また、片頭痛は肩こりや首こりが原因となっていることもあります。三叉神経を刺激する筋肉の緊張を和らげることで、頭痛が改善せれることも多いです。
カイロプラクティックで首や肩の凝りを根本から改善することもおすすめです。
目の奥が痛くならないように予防
目の奥の痛みは、目に起こる問題と頭痛が原因となって起こります。
どちらも、長時間のパソコンやスマホの利用で起こりやすいです。
ディスプレイを長時間みていると目の疲労が蓄積しますし、ブルーライトによって睡眠障害も起こります。目に疲労を蓄積させ、十分な睡眠がとれなければ目がダメージを受け痛みとして現れます。
また、パソコンやスマホを使っている姿勢は首こりや肩こりを発生させやすくします。頭が下がった状態では、首の歪みが起きたり猫背になったりします。そうすると、すぐに首や肩の筋肉は緊張してしまいます。
緊張した筋肉は、三叉神経を刺激して頭痛を発生させてしまいます。
パソコンやスマホは、欠かせないツールとなっていますが1時間程度使用したら休憩をはさみ、肩や首のストレッチをするようにしましょう。
できるだけ、長時間連続使用しないことが予防になります。