車の運転で肩こりが辛くなる3つの原因と肩こりの解消方法
車を運転していると「肩こり」が辛くなるというお悩みを抱えている方は多くいらっしゃいます。
運転する時間や距離が短い方の場合は、そこまで肩こりが気になることはないと思います。
しかし、長時間や長距離の運転になると多くの方が肩こりを感じると思います
運転中に肩こりや首こりで筋肉がガチガチに凝り固まっている状態では長距離の移動は辛いものです。
車の運転で感じる肩こりは、デスクワーク中に感じる肩こりと同じような原因で起こります。
そのため、デスクワークで肩こりを感じる方の多くは運転中も肩こりが気になるはずです。
初めに紹介しておきますが、車の運転で肩こりになる原因はデスクワークと同じく、「シートの状態と運転姿勢」です。
これらを適切な状態にするだけでも肩こりの症状が軽くなる可能性があります。
運転中のどんなことが肩こりや首こりになるのか紹介したいと思います。
運転中に肩こりが起きる3つの原因
まずは、運転中の肩こりになってしまう3つの原因を紹介します。
1.運転している姿勢が悪い
立っている姿勢。
椅子に座っている姿勢。
車を運転している姿勢。
どのような状況でも肩こりを防ぐ為にはリラックスした良い姿勢を保つことが大切です。
シートの位置があなたの体に合っていない状態で運転していると、姿勢は悪くなりやすく肩こりが起きやすいです。
例えば、シートの背もたれを必要以上に倒しての運転です。
シートを大きく倒して仰け反るような姿勢では、猫背になり、顔を前に出し、腕を伸ばしてハンドルを握ることになります。
このような姿勢は、猫背になり画面に顔を近づけてパソコンを使っているのと同じで、肩や首の筋肉に大きな負担がかかってしまいます。
また、シートを直角にしてした場合も肩こりになりやすいです。
シートを倒さず直角の状態だと、今度はハンドルに近すぎるので肩に力が入り、肩をすくめた状態になり肩こりにつながります。
では、どのような運転姿勢がいいのか?
次のような運転姿勢になるように改善していただくと、今までより肩こりを感じにくくなります。
【理想的な運転姿勢】

参照:https://gazoo.com/ilovecars/driving/160729.html
①.背もたれと骨盤の間に隙間が空かないように深く座る。
②.ブレーキを踏み込んだ際に、膝が軽く曲がる位置にシートを調節する。
③.軽く肘を曲げた状態でハンドルを握る。この時に、シートから肩や背中が離れないように背もたれを調整する。
2.運転中の振動
車を運転をしていると舗装の悪い道路や、時々ある段差などで振動を感じると思います。
このわずかな振動でも、体は勝手に反応してバランスが崩れないように安定した姿勢を保とうとしてくれます。
このような姿勢を制御し続ける反応は、肩こりや首こりを感じていない方にとっては何ともないことです。
しかし、運転中以外でも肩こりを感じている人にとっては辛さを増す原因になります。
このような方は、日ごろの首こりや肩こりを改善する必要があります。
歪みの少ない体を保つ為にメンテナンスをしましょう。
3.ハンドルを力強く握っている
車の運転中にハンドルを握っていると、力を入れているつもりがなくても腕や肩の筋肉には疲労が蓄積されていきます。
長時間の運転で緊張した状態が続くと、自然とハンドルを握る力も強くなり疲労は大きくなります。
シートのポジションによっても肩や腕に掛かる負担は違います。特に体を倒しすぎた姿勢では肩や腕への負担は大きくなります。
適切なシートポジションで運転することで、ハンドルを握る力も軽減できます。
車の運転で起きた肩こりの解消方法
「運転中に肩こりが辛くなってきた.…どうしたらいい?」
運転を長時間続けているようでしたら、車を止めて休憩することがおすすめです。
運転中は、同じ姿勢をずっと続けているので、どれだけいい姿勢を保っていても肩・首・腰の筋肉は凝り固まってきます。
できるだけ、1時間に1度は休憩をして、車から降りて体を動かしましょう。
動かしていなかった筋肉を動かすことで、血行が良くなり肩こりが和らぎます。
少し歩いたりするだけでもいいです。
短い時間で肩こりを楽にしたいという方には、こちらの動画で行っているストレッチをしてもらうといいです。
デスクワークでの肩こりになっていますが、車の運転もお同じような凝り方をするので効果的です。
他にも、腕や胸、肩甲骨の筋肉をよく動かすとすっきりすると思います。
まとめ
座った状態でハンドルを握って、アクセルやブレーキの操作をするという車の運転は意外と体への負担があります。
首こりを減らす。肩こりを減らす。疲労を減らす。そのためには、良い姿勢を保てるシートポジションに設定して運転をすることです。
また、体を動かすことが少ない状態が続くと血行が悪くない疲労物質が蓄積します。
車で長距離を移動する場合は、適度に休憩をとり、車から降りて体を動かすことも首こり、肩こりの予防になります。
運転時間が短いにも関わらず、首や肩の凝りが辛いという方は、体にゆがみがあったり、筋肉が緊張していたりということが普段から続いている可能性が高いです。
そのような方は、当院で根本から肩こりを改善することをおすすめします。
もし、運転中の肩こりを解消したいと思ったらこちらもご覧ください。