慢性的な首こり・首の痛みを改善したい!
「なんでずっと首こりが辛いんだろう。。。」
あなたは長い間つらい首こりで悩んでいませんか?
今まであなたの首の痛みは何が原因でどこが悪いといわれていましたか?どんな施術を繰り返し受けてきましたか?
もしかして、「痛いところを揉んでもらっていただけなんだけど…」という方がおおいのではないでしょうか?
そう、首こりは痛いところだけを揉みほぐしているだけでは治らないんです。
首こりといってもすべての人が同じような症状を感じているわけではなく、1人1人違う首こりの症状で悩んでいるものです。
「首こり固まっていて頭痛や吐き気を感じるな……」
「上を向くと首のつけ根に痛みを感じる……」
「下を向くと首の横から肩にかけてつっぱる感じがする……」
「後ろを振り向くと首に痛みがはしる……」
このように、1人1人違う首こりの症状で悩んでいます。
そんなつらい首こりの悩みを改善するのに必要なことは「痛みを感じる部位以外を見ること」です。
首こりを治すために必要なこと
というわけで、こんにちは!
金沢市有松にあるカイロプラクティックFixの土田です。
先程も言いましたが、首こりを改善するためには、なんといっても「痛いところ以外を見る」ことです。
なぜ、痛いところ以外を見なければいけないのか?というと、以下の3つの理由があるからです。
1.痛い部分に原因があることは少ない
首こりで痛みを感じる部分は結果であって原因ではありません。もし、原因が痛みを感じている部分であれば今まで受けてきた治療で改善しているはずです。
2.姿勢の悪さが全身に影響する
姿勢の悪さは全身に影響を与えます。猫背になっていたり、体が左右どちらかに傾いていたりすると首こりの原因になります。
姿勢が悪くなっている原因を調整することが、首こりを改善することに繋がります。
3.痛みを感じる部位は筋膜でほかの部位に繋がっている
痛みを感じている筋肉は、単体ではなく筋膜と言われるメッシュ状の幕でほかの筋肉と束ねられるように包まれています。
そのため、痛みが出ている筋肉と離れたところに本当の原因が存在していることもあります。
このように3つのポイントを押さえていなかければつらい首こりは改善されないです。
当院では首以外のところに注目して施術を行うので、お客さまからこのような喜びのお言葉をいただけています。
金沢市の30代男性
「首・肩にあった痛みが消えてなくなりました!」
金沢市の20代女性
「肩・首の痛みが驚く程とれて本当に楽になりました!!」
どうやって首こりを改善するの?
ここまで見てきて、「首こりが楽になるのはわかったけど。。。。。」、「痛いところじゃないところを診るってどういうこと?」というかたも多いのではないでしょうか?
痛いところをもみほぐさないで本当に首こりが楽になるの?っと疑問になりますよね。
そこで、ここからはどのように首こりを改善していくのか紹介していきたいと思います。
まず、首こりが改善されるように導くためには3つのポイントが重要になります。
3つのポイント
①.普段の姿勢はどんな状態?
首こりが起きるきっかけは、普段の姿勢に潜んでいます。
「どんな姿勢で過ごすことが多いか?」、「どんな仕事をしているか?」、「どういうことに時間をかけることが多い?」というようなことから、普段の姿勢の状況を分析します。
首こりで悩んでいる方の多くは「長時間のデスクワーク」、「長時間のスマートフォンの使用」などの下を向いた姿勢を長時間続けている方です。
②.頭の位置はどこにある?

(Surgical Technology International 2014 Nov;25:277-9. Assessment of Stresses in the Cervical Spine Caused by Posture and Position of the Head; Kenneth K. Hansraj より引用)
首こりから様々な症状を感じる方は、頭の位置が前にずれていることが多いです。
理想とされる姿勢では、体を横から見たときに踝・膝・股関節・肩・耳が一直線で無結ばれる位置にあります。
頭の位置が前に出ているというのは、肩よりも耳が体の前方にきているということになります。
また、体は全身でバランスをとるので骨盤や背骨のゆがみもあります。骨盤が後傾して猫背になっているということが多いです。
このような姿勢になっている場合は、お尻、太ももの裏側、お腹、胸の筋肉が筋肉が緊張しています。
③.どこで神経や血管を圧迫している?
首こりがきっかけで様々な症状が起きるのは、凝り固まったポイントで神経や血管を圧迫しているからです。
特に頭痛などで一番起きやすいポイントが、後頭部と首の境目の部分になります。
この部分には、僧帽筋や板状筋といわれる筋肉がついています。上を向くときや、肩をすくめる動作で力を発揮する筋肉です。
そのため、顔が前に出たり頭を下げたりする動作に対抗してして働く力もあり、このような姿勢が長く続くと緊張が取れず固まってしまいます。その結果、神経や血管を圧迫して頭痛を起こしてしまいます。
このように3つのポイントを押さえて施術を行います。
3つの症例を紹介
それでは、ここら当院で実際にあった首こりの改善例を紹介します。
1.頭痛や吐き気を感じる首こり
首こりがつらくなると、決まって頭痛を感じるという方は多いのではないでしょうか?
さらにひどくなる方だと気持ち悪さや吐き気なども感じるのではないでしょうか?
ここでは、脳に腫瘍などの問題がある、首に重度の問題を抱えているという方は対象にしていません。もしそのような問題があれば病院に行かれることをおすすめします。あくまで、筋肉や関節に問題があり方を対象としています。
頭痛や吐き気をを伴う首こりの方は、3つの問題があります。
①猫背で頭が下がっている
頭痛や吐き気を伴うような吐き気を感じる方は、普段の姿勢が猫背で頭が下がっています。
②体の後ろ側が固まっている
猫背や頭が下がっていることで、体の後ろ側の筋肉が固くなっています。
③筋肉が血管や神経を圧迫している。
頭痛やめまいは脳につながる神経や血管に問題にがあることが考えられます。頭に近い部分で筋肉が凝り固まって圧迫していことが多いです。
改善方法
まずは、骨盤の後傾と猫背の改善を行います。
太ももの裏側のハムストリングス、お尻の大殿筋のコリをほぐします。腰のカーブが少ないようであれば、おなか側から大腰筋が固まっていることが多いのでほぐします。
猫背は、姿勢を保つ脊柱起立筋と小胸筋といわれる胸の筋肉をほぐすことで改善されます。
ここまでで、首の筋肉もほぐれ首こりや頭痛がスッキリと改善されていることもあります。もし、まだ違和感が残るようであれば、首の板状筋をのコリをほぐすことで改善されます。
2.腕のだるさや痺れを伴う首こり
首こりが辛くなると、「指先がしびれる感じがする」、「腕がだるい」、「腕が重い」などの症状を感じる方は次のようなことが問題となっています。
①頭が左右どちらかに傾いている
普段の姿勢で頭が左右どちらかに傾いていると腕の痺れやだるさの問題となります。背骨と骨盤の左右への傾きが考えられます。
②肩が内巻きになっている
肩が内巻きになると胸の筋肉が凝り固まり、神経が圧迫されてしびれを感じるようになります。
③腕に繋がる神経や血管が圧迫されている。
頭の傾きと肩の内巻きで、頸椎の下部から指先へとつながる神経や血管が圧迫されてしまいます。
改善方法
頭の傾きと肩の内巻きが一番の問題になります。
頭の傾きは、骨盤のゆがみから調整します。ゆがみがある方の中殿筋が固くなるのでほぐし、仙腸関節の動きもスムーズになるように調整します。首の部分では、頭を側屈させる、斜角筋や胸鎖乳突筋をのコリをほぐします。
肩の内巻きは、小胸筋をほぐすことで改善できます。
3.上を向くと首が痛い
「上を向きにくい」、「上を向くと首のつけ根が痛い」、「上を向くと肩甲骨のあたりが痛い」という方は次のようなことが問題となっています。
①顎を前に突き出した姿勢になっている
顎を前に突き出した姿勢は、首のカーブが強くなりすぎています。上を向くと首の後ろやに痛みや詰まったような感じがします。
②お腹を前に突き出すようにして立っている。
体のバランスをとるためにお腹を突き出して立っていることが多いです。このような姿勢は、頭の前方偏移をさらに強くしてしまいます。
③体の前側の筋肉が緊張している。
顎とお腹を前に突き出すような姿勢でいると、体の前側の筋肉が緊張してしまいます。特に大腰筋、小胸筋、胸鎖乳突筋の緊張が強くなることで、上を向きずらくなります。
改善方法
体の全面が緊張していることが上を向くときの障害となっています。
まずは、お腹の深い位置にある大腰筋の緊張をほぐしてお腹を前に突き出すような姿勢を改善します。
顎を前に突き出すような頭の前方偏移は、胸鎖乳突筋と小胸筋が関係しています。この部分の緊張をとることで姿勢が正常な状態になり、上を向いた時の痛みや詰まる感じは改善されます。
まとめ
いかがでしたか?
首こりの改善方法はわかって頂けたでしょうか?
首こりは、痛いとこと揉んでいるだけでは改善されません。
首こりは、痛みを感じている部分ではないところに原因があります。
全身を評価して痛みの根本を改善しなければいけません。
長い間、首こり・首の痛みで悩んでいるようでしたら是非一度ご来院ください。