その症状も首こりが原因です!
首は毎日私たちの4~6㎏ほどある重い頭を、支え続けている大事な部分です。
首こりを感じると、とても調子が悪く感じますよね。
首はそれだけ体に影響を与える大切な要素が詰まった部分なのです。
首の構造
首はわっか状の骨が7つ連なっています。その中を大事な神経が通っています。脳からの指令を全身に運ぶ神経を骨・靭帯・筋肉で守っています。
写真を見てもらうとわかると思いますが(黄色のものがすべて神経)首に多くの神経が集中しているので、首の関節が歪んだり、筋肉が凝ったりすると神経の働きが悪くなり体に様々な悪影響をもたらします。
首の痛みによって起る症状
① 頭痛・めまい
首に痛みを感じている時は「頚椎(首)が歪んでいる」、「首の筋肉がこわばっている」ということが殆どです。
このような状態では、頸椎(首)を通る神経や血管が圧迫されている可能性があります。
神経や血管が圧迫されることで、頭痛やめまいを感じるようになります。
色々薬を試したが症状が変わらない、肩こりなどの違和感を感じている、という方は首の痛みが原因になっていることが多いです。
② 胃腸の調子が悪い
首の痛みは自律神経のバランスを崩します。その結果、胃腸の調子が悪くなる事があります。
自律神経は、胃や腸の働きコントロールしています。
自律神経のバランスが乱れてしまうと、胃や腸の働きを正常に制御できなくなります。
すると、『食べ物を食べてないのに胃酸が多くでる』、『食べ物を食べたのに胃酸が少なく消化できない』などが起きやすくなります。
③ なかな寝付けない。途中で目が覚める。
睡眠の問題は自律神経の働きが関係しています。
自律神経には、交感神経と副交感神経という2つの神経系があります。
車に例えて説明すると、アクセルが交感神経、ブレーキが副交感神経になります。
首に痛みがあると、この2つの神経のバランスが乱れてしまいます。
すると、どうなるか?
交感神経の働きが優位の状態が続き体が覚醒したままになります。目が冴えてしまいなかなか眠ることができなくなってしまいます。
また、眠れたとしても「すぐに目が覚める」、「深い睡眠に至らない」ことで、朝から体がだるい日々が続くということも考えられます。
④ 目が疲れやすくなる
首の痛みは目の疲れを早めます。
首の歪みは、頭部を傾けることになります。頭部が傾くと視神経が圧迫されたり、筋肉のこりで血流が悪くなってしまいます。
すると、目がかすむ、目が疲れる、などの症状が起きます。
⑤ 自律神経失調症になる可能性がある
自律神経失調症の原因はストレスだけではありません。
首こり、肩こり、姿勢のの歪みが原因で自律神経失調症になる場合があります。
実際に当院でも首こりが原因でだった方がいます。
高校生の男の子だったのですが、自律神経失調症と言われて薬を飲んでいても、なかなか変化が感じられず当院に来院されました。
症状は酷く、毎日学校に行けない程の腹痛で悩まれていました。
初めて施術をした日の姿勢は、ひどい猫背で首が前に倒れ下を向いているような状態でした。
そこから姿勢を改善していくことで、腹痛は徐々に起きなくなり、3ヶ月後には「ほぼ腹痛を感じることはないです」という状態に回復しました。
この例のように、姿勢の悪さが首や自律神経に影響を与えてしまいます。
まとめ
病院で検査をしても異常がなく、色々な薬を飲んだり、色々な改善方法ためしたけど症状は変わらない。
という方は1度、首の痛みを疑ってみましょう。
このような症状が現在ない方も、デスクワークやスマホの長時間の利用は首の痛みを起こす原因になります。
今後、痛みが出てくる可能性はありますので、今から十分に気をつけましょう。
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